先入観と知るということ。
離婚した5年前。
ひとり、古びたアパートで新しい生活を始めたばかりの時。
横山光昭さんの『はじめての人のための3000円投資生活』って、本を見つけ実践し、続けている。
それは
ネット証券(楽天証券にした)を開設して、投資信託のインデックスファンド(この本で横山さんは世界経済インデックスファンドを推奨している)をお試しで月々3000円づつ、慣れてきたら積立金額を増やしていく、というもの。
これを始めるにあたり、関心が広がり、本や関連するブログ記事を見るようになって節税効果のある確定拠出型年金(イデコ)や後に始まった積立nisaも始めるようになった。
一昨日の日経平均は30年ぶりの3万円越え。
このコロナ渦のなか、景気なんて最悪としか思えないんだけどなぜか。
数字が良いのは、各国の金融政策、財政政策によるもので、株式市場にお金が集まってきたらしい。
あとバイデン政権がなんちゃらかんちゃらってニュースで言ってた。
新居に伴い、まさに物入りだった最近。
この良いタイミングで、約5年積立てしてきた一部を売却した。
成績は積立て額、約40万に対して6万の含み益がついていた。
過去の自分は【投資信託】【証券会社】なんて無縁、むしろこわいかもって思ってた。
知るってのは大事なことだって改めて思えた。
◆◆◆◆
コロナワクチン、打つ?打たない?
漠然とだけれど、ワクチンってこわい気がする。
子宮頸がんのワクチンだって、そうだったでしょう。
って、こないだ、リンパ浮腫でかかっている治療院の先生とこの話題に。
この子宮頸がんワクチンの真相についても、私は詳しく知ろうともしないで、先入観で決めつけていた部分もある。
これについて先生が話してくれた。
マスコミの報道によって、子宮頸がんワクチンは危険なモノという誤った認識を植えつけられていたということもあり。
被害者団体を支援してきたのは、昭恵夫人だったこともありそこに忖度があったのも事実らしい。
これにより今、厚労省が動き始めているようだとも。
情報を正しく知ることの大事さを感じた。
ガン関連の本もたくさん出版されているが、なんでも鵜呑みにするのも危険だとも。
安易なネット情報も無暗に信じないように。
昨日は、がん友さんと、県立美術館で開催されている『ムーミン展』へ。
原画展がたくさん並んでいた。
そうそう、
原作者のトーベヤンソンさんって、今まで、男性だと思ってたけど
女性だった。
火事と配線コードの収納に悩む
夜中、0時過ぎ。
サイレンが鳴っている。
けたたましく鳴っている。
どんどん近くなって来て更に、通り過ぎていく気配がない。
慌てて起きてみる。
まさかウチじゃないよね、確認するようにキッチンの電気をつけて、玄関の電気をつけるのと同時に、家の前で止まった消防車。
外に出てみると、畑と道路を挟んだ向こうの家から煙が出てる。
2階から出火したんだろうか。
窓から煙が、灰色の煙が出てる。
まさか、こんなに近くで火事なんて。
消防隊が準備してる間に、メラメラと炎が。2階の窓から火が飛び出してきた。
風はないのに、火に勢いがある。
どんどん、どんどん隣の家に燃え移ろうとしている。
消防隊がホースを構えた頃は、もう2階全部を覆って燃え盛っていた。
時々、爆発音たてながら、パチパチって火の粉は空に散らせて。
野次馬も出てきた。
自転車で駆け付けたおじさんが、現場により近くまで見ようと私の家の前に断りもなく自転車を止めて歩いて行った。
張り詰めた寒さの中、空に昇っていく火を見ていたら
怖くなってきた。どきどきしてきた。
こんなにリアルに近くで、火事の現場を見たのは初めてだ。
「おばあさんが一人で暮らしてる家みたい」
野次馬の中からそんな声が聞こえてきた。
次の日
昨夜はやっぱり
布団の中に戻って、目を閉じてみたけれど眠れなかった。
今朝はごみの日ついでに、火事後の様子を見ると、表向きは家の形自体は保たれているようだが1階の窓はグニャンと変形している。
家の中は、すべてが真っ黒、炭だ。
それから 自分の家に引っ込んで
しばらく掃除やら洗い物をしているとまた、消防車がサイレンを鳴らしてこちらに来ている様子。
「えっ!どういうこと?」
また、急いで表に出てみると、くすぶってる。
あの家の2階から、また煙。
昨夜より風がでてる。
と思ったら、炎が出始めた。
結局、すぐに鎮火したようだけれど、何名かの消防隊員は、お昼過ぎまで張り付いていたようだった。
夕方、家人と思われるおばあちゃんが、焼けた家を前にして数名の人間と話をしていた。
よかった、無事で。
今回の火事は多分、暖房器具の不始末が原因と思われるけれど、防災知識として他にも火事になりえる原因を挙げてみた。
長時間、差し込んだプラグに埃や水分が付着すると生じるおそれあり。
◆たこ足配線
接続された電気機器を同時に使った場合、電流が多く流れて火災の危険あり。
◆配線コード火災
モノに踏まれたり、折れ曲がった状態で使用されていたためにコードの表面などが損傷したり、長年使用したことによる経年劣化による。
◆コードの固定はやめる
コードを壁などに打ち付けると、被覆が破れ、ショートなどにより火災になる恐れあり。
あたらしい畳
こないだの午前中は、畳屋さんが来るはずなのに、なかなか来なかった。
やっと来たと思ったら、お昼過ぎも過ぎ。2時過ぎてる。
そのあと、エアコンの取り付け工事があったり。
別口の電気屋さんで冷蔵庫と洗濯機の搬入も。
駐車場は2台しか停めれないし、家の前の道もせまい。
向かいの家は空き家だ、こういう時に融通が利く。
自分の車をそちらの空き地スペースに移動させ、業者さんの車が駐車しやすいようにしたにもかかわらず・・・畳屋さんが遅れてきたので気を揉んだ。
こちらも段取りがあるから他の作業に影響したら困る。
「だいたい、作業はどのくらいかかりますか?」
って聞いたら
「15分くらいかな、この家はねぇ柱が多くて大変だよ」
って言いながら、はめ込んだ若草色の畳の上を馴染ませるように足踏みしてる。
なんだか急かすような質問をして悪かったかなと思い
「そんなに早く終わるんですねぇ、さすが職人さんですね」
って気遣いの言葉をつけ加えた。
「そんなに時間かかる作業じゃないよ、本当に柱が多くてねぇ」
畳屋さんの作業を見守る私の後ろを、電気屋さんがキッチンへと冷蔵庫を運んでいく。
柱が多いってどういうこと?
確かに15分くらいで作業は終わったようだ。
「キレイにして頂き有難うございました」
畳屋さんを帰すと、冷蔵庫と洗濯機、電子レンジの搬入が終わるところだった。
エアコンの取り付け工事も無事に終わった。
昨日は、朝から水道の蛇口交換。
シンク下のホースの金具が腐食していたのが判明。
よかった。
この機会に発覚して。
そのままにしておいたら、水漏れなんかで大変なことになってたかもしれない。
この家は築23年。
ところどころに劣化はあるんだな。
やっぱり【家】というのはメンテナンスが必要いうのを実感した。
家購入の事務的な手続きが終わる頃に判明したんだけれど、実は浄化槽も傷ついていたらしい。
それで、浄化槽交換工事を実施することになったんだけれど、その話が私の所に来た時には既に、修理代は一部の市からの補助金と差額分は、家の売り主さん(前の家主さんのご次男)が負担してくれるように一連の流れが出来上がっていた。
本当に有り難かった。
この売り主さん(前の家主さんのご次男)には
2月半ばまでの自宅療養が明けたら、自社製品の魚の加工品の詰め合わせを持ってご挨拶に行きたい。
和室の部屋のふすまを開けると、ふわぁっとい草の香り。
これはしばらくリラックスの効能がありそう。
元気と富士山
目が覚めたら、まだ手術室だった。
終わったんだ。
「とった腫瘍、見ますか?」
って主治医の先生。
「はい」と返すと、ビニール袋に入っててホルマリン漬けにされた干し柿みたいなのを見せられた。
これが左の甲状腺に・・・。
勝手に断りもなくヒトの身体で大きくなって・・・。
これは、
子宮頸がんで子宮と卵巣を全摘した後のなんらかの後遺症だろうか?
一部がん細胞に食われていたとしても人工的に摘出してから、あるはずの生理もなくなったわけだし、更年期の症状は出ていなかったけれど、生理的機能が変わったその弊害かもしれない。
この甲状腺手術によって、自分の身体への課題が増えた。
時計を見たら、16時45分。
予定では3時間くらいと聞いていたけれど、45分もオーバーしていた。
大きい腫瘍だったから時間もかかったんだろう。
術後は幸いにも、痛みもなく、重ダルイ感じもない。
ずっと微熱が続き、アイスを脇に抱えていた。
時々、熱が下がった兆候で汗をかいた。
食欲もある。
ただ、飲み込むにはためらいがあるけれど。
声帯の裏側の神経を縫ったので、同じ1日でも声の出に強弱がある。
半年や1年はかかるかもしれないと先生は言っていた。
3日経過後の今日。
朝の回診で、首のところに入ったドレーン(管)がとれた。
「腫れがなければ、明日以降の退院が可能です」
って。
自分の中では、1週間の入院予定だったのでびっくり。
何はともあれ、無事にひと段落つこうとしている。
富士山はパワースポットって言うけれど、日本人はなんで富士山が好きなんだろうか。
2年半前に 入院したのもこの市立病院だ。
新居から車で10分もかからない。
前回は4階で、病室からは病院の付属する建物が邪魔をして富士山まで見えなかった。
今回は6階。
自分の部屋からは見えないけれどお向かいの部屋からは、ばっちり、見える。
今年の富士山は雪が少ない。
「mt.fujiアイス、ナイ、ボンバージャナイ?」
訳:富士山、雪が少ないけれど、噴火の予兆じゃないのか?
って、心配してたけれど、私も地震の予兆?とかあるのかなんて思ったりした。
が、富士山に雪が少ないのは降雨量が関係してるらしい。
今週末、予報は雨。
来週には、あの定番の雄大な富士山が見えるといいなぁ。
あの海岸から。
何時も有難うございます。
みなさまからもパワーをいただきました。
新居準備やら入院当日やら。
数日前から着々と準備。
退院するであろう予定日の次の日にエアコン、冷蔵庫、洗濯機の設置を電気屋さんにお願いした。
ケーブルテレビの工事はその次の日。
生活用品はほとんど楽天で頼んだ。
洗剤やらカーテンやらカレーのスパイス、フライパン、テレビも。
ポイントの還元率が高くて、助かってる。
↑ ブログ仲間のakayak38さんの記事から。
楽天モバイル、楽天ひかり、共に1年間は無料のキャンペーンに乗っかった。
こういうキャンペーン多彩も魅力の一つ。
けれど楽天のケータイ、通信速度がやっぱり遅い。
ダブレット代は月6千円くらい。
しばらくしたらやめるつもり。
ブログ更新はパソコンの方がいい。
入院にもパソコンを持っていくが、そこでだ。
問題発生!
インターネット、どうしてつなげる?
そこで『デザリング』という設定をDoCoMoさんに教えて頂いた。
まぁ、聞いたことある言葉だけれど、こういうことだったのか!
DoCoMoのお姉さんがまたやさしくて、「入院されるんですね、大丈夫ですか?」
と気遣いを頂きうれしかった。
これで、入院中のヒマ解消対策。
退院後約1ヵ月のお休み予定。
これは、コロナを恐れて長めのお休みを頂こうとしている。
この期間、でぶにならないためにも、有意義な時間を送れるよう、やるべきことを書いていこう。
◆リフォーム途中の新居の様子
◆ 本日、入院。
手術は明日の午後。
こうして制限されると・・・
5年も前の、はなし。
人生は長い
去年1年、あっという間に終わって何を言うかと思えば、月日が過ぎるのは早いとか遅いとかでなく、ここで言う人生長いってのは、生きてると色々あるねってこと。
ご近所への引っ越しの挨拶に行くのに、お品はどうするか、自社品の魚の加工食品にしようか悩んでいたけれど、こないだ、クラスターが出たばかりの会社だし、社名ラベルのついた製品を贈るのも、今はまだタイミングではないな、ということで、無難にタオルとかふきんにしようと思い、選びに行った。
行った店は、離婚する前に住んでいた家の隣の家具屋へ。
オリーブの木って3本、植わってたんだっけ?
ここへ来るとやっぱり、
ついつい過去を思い出してしまう。
義弟が隣りの市で始めたお店の、商店街の夜店市で、安く買ったオリーブの苗。
それを当時、義父が建物の横の花壇へ植えてくれた。
売りに出してた住居兼店舗は純和風で、西洋の木が似合うような外観のたたずまいではなかったけれど、オリーブはそんなのお構いなく、キレイに成長してくれていた。
けれど、もう、そんなの最初から無かったかのように、埋め立てられ跡形もなく知らない家が建っている。
5年も前の話だ。
離婚前、住所を置いてたこの隣は家具屋。
あの頃、駐車場はうちの店と共有していたが、もうすっかり家具屋のものとなっている。
ここの家具屋は街でも人気の家具屋。
家具屋と言っても、家具だけじゃなくオシャレな雑貨モノも多数扱ってる。
チラシをだせば、そう、広くもない駐車場は常時満車状態。
この日もそうだった。
初売りのチラシを出したんだろう。
家を出ていった以来、この店に来るのは久しぶりだ。
新しい住まいを購入して、こういうカタチで来るなんてあの頃は思いもしなかっただろう。
先のことなんて考えられない、思考停止していたあの時。
これからまた この町に戻って新しい暮らしが始まれば、過去なんて塗り替えられることを信じてる。
向こう三軒両隣というけれど、うちの場合は6軒分のご挨拶の品をそろえた。
この辺りは、年配のご夫婦が多い。
私が一番若手だと言われた。
いよいよ明日からリフォーム工事が始まる。
改めて工事終了後の引き渡し予定日は、今月30か31日。
退院して1週間たってる頃。
植えたい木は、いくつか候補がある。
オリーブの木もまた植えよう。
港
かもめが群れで飛んでいる。
一羽が海に浮かぶと、まねするように次々と羽を休めた。
この市には3つの港が在る。
歩いてすぐのこの港は沿岸漁業中心でサバ、アジ、タチウオ等が水揚げされる。
ここから車で5分くらいの隣の港は遠洋漁業の基地として主にカツオ、マグロが水揚げされ全国有数の水揚げ高を誇る港だ。
目の前にこの港がある場所で、夫婦で洋風居酒屋を営んでいた。
もう何年前だろう、細かく覚えていない。
それをたたみ、義弟がやっていた2号店を引き継いだ。
その店も業績が悪く、売りに出していた住居兼店舗が何年もかかってやっと売れた。
そのタイミングで離婚を切り出した。
あれから5年。
子宮頸がんの手術と治療が終わり2年。
いろんな気づきがあった。
今、こうしてまたこの土地で暮らし始めようとしている。
リフォーム工事、未だだが、年末年始は新居で過ごすことにした。
テレビも冷蔵庫もないし、お風呂だって電気湯沸かし器からガス給湯器交換工事がまだなので入れない。
空いた時間を見計らって、スーパー銭湯でも行こうと思ってる。
ついでにそこで、垢すりもやってもらうつもり。
初日の出は、もちろん海岸から拝むつもりだ。
正月休みのご飯は、近所のスーパーで出来あいのお惣菜を買う。
ガスコンロとレンジフードの交換工事も未だだから料理が作れないから。
工事が済み、これから本格的に住まうようになれば、玄関からカレーのスパイスのにおいがするような家になるだろう。
家のにおいも家人らしさ。
リフォームが済んだら完成じゃなくてそうやって、日々の暮らしで我が家って出来ていくんだろうなぁ。
そんなこと想いながら、大好きなおさかなでひとりで乾杯する。
この12月は、職場でのコロナ感染者が出たことから、リアルにこわいなぁって感じた。
それに伴い年明けの入院や手術も。
が、お世話になる耳鼻咽喉科の主治医(こちらのドクターも女医さん)に23日に手術の説明を受けたら、こわばった気持ちも柔らいだ。
それから、コロナの影響もあるこの時節、なるべく長く自宅療養したいと申し出たところ、希望通り1ヵ月の診断書を書いてくれるとのこと。
これが今の私のモチベーションになっている。
甲状腺腫瘍手術、乗り越えて、自分の新しい暮らしを整えていこう。
そのためのロングバーケーションだ。
富士山の左隣は、ドック。
船の点検、修理をするところ。
私ももうじきしたら入院。
ドックみたいなもん。
退院したらまたぼちぼちやろう。
今年も有難うございました。よいお年をお迎えください。