子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

回想録  その2広汎子宮全摘出術

検査、検査で忙しい日が続く。他病院へPETをとりに行った。

そこはホテルのロビーのような待ち合いだった。

膀胱にも転移してないか内視鏡もとった。転移はなかった。ひとまず安心。

7月2日入院決まる。

手術日も7月5日に決まった。

子宮、卵巣、全摘。骨盤内リンパ郭清、後に手術で開腹したら腫瘍が大きかった為

膀大動脈リンパ郭清も。

入院前に自己血をとったり肺活量みたり…。

ただ決められたとおり、やり過ごしていく。

手術日まで2カ月近く。

自分、どうなっちゃう?  怖い。

入院何日か前に休職に入るけどこのまま仕事続けていたい、普通の生活続けていたい何度も思った。

その頃は生理でもないのにきつい痛みも出ていて、ロキソニンでおさえていた。

腫瘍は大きいらしい。ステージ2b。

初潮以来ずっと生理不順だった。

それが離婚したとたんに毎月判子うったみたいに規則正しくくるようになった。

あっ今月もいらっしゃいみたいな。毎月めんどくさいってよくいうけれど私は健康の証拠だと思ってたし、今までの結婚生活ストレスだったんだなと。

30歳になった時、卵巣多嚢胞症と診断され、薬で生理を起こさせるカウフマン療法をやっていた。だから自然にくる生理が嬉しかった。

癌になるなら卵巣か子宮だと思っていた。

食べ物が原因もありかあ…

好きなものばかり食べていたと思う。

お菓子大好き。

この頃から急に玄米菜食家になる。          

入院、それから手術の為の説明準備色々…。

外科手術の麻酔は点滴だけかと思ってたら、背中に穴を開け、管を通しそこから痛み止の薬を流す(これで術後の痛みが断然違うと言われた)

((((;゜Д゜)))恐怖の何者でもない…

手術当日。

2階の手術室まで、歩いて。

イメージだとベッドで頑張ってって励まされながらカラカラ運ばれるもんだと思ってた。

心配していた背中へ管。

治療台の脇のラジカセから曲が流れてた。

まずはエビぞりになる。

看護婦さんが「私は大丈夫だからしっかり捕まってて下さい‼️」と

体位が崩れ違うところに針が刺さってしまうかもだから。

看護師さんにしっかりとつかまる。

ラジカセが急に暗い曲に変わった…。

「急に暗い曲に(笑(^_^;))…」そう言って早送りしてくれた。

懐かしい。

田原俊彦の「抱きしめてtonight」に変わった。

歴代のヒットドラマ主題歌をまとめたCDらしい。

看護師さんが私の背中ごしで、作業(注射してる)してる先生に

「先生、知らないでしょ、この曲、ジェネレーションギャップだよね、それとも勉強ばかりやってたからわかんないか?」

先生「…」

私「すみません💧こわいんですけど、注射おわりました?」

先生「もう終わりましたよ」

全く何も感じないまま、管が通されたらしい。

 

「終わりました、ぢゃあ、あと1分以内に麻酔が聞き始めます」

私、(よしっ数えてよ、1…)

1のまま…止まった…