子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

回想録 その4  抗がん剤と放射線

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本当に暑い夏だった。

連日、猛暑やら熱中症やら言われてる。

7月5日手術が終わって排尿障害が残り、自己導尿(自分で膀胱にカテーテルを入れ導尿を促す)がクリアできたので、退院日か決まった。

が、しかし、陰部のむくみがひどく(術後によるリンパ浮腫)うまく自己導尿できず看護師さんを呼んだことがあった。

それが主治医に伝わり

「もし不安だったらこのまま入院で抗がん剤につなげましょうか?」

と気遣ってもらったが後々困るのも自分だから、なんとか自分で頑張ってやることにして家に帰ることにした。

退院と言っても、2日間だけだから外泊と変わらない。

病院には父親に迎えに来てもらい、その足で会社まで行き、休職の日にちを改めて伝える。

その日その時間には、たまたま社長が居て、ある神社のはさみのお守りを頂いた。

「何か縁があってね、うちで働いてもらってるから」

今時、こんな人情深いこと、もう気持ちだけで、ありがたかった。

悪縁を切るという意味で、はさみらしい。

これからまた入院して抗がん剤放射線治療が待ってる。

また普通の生活に戻るため、社長の善意はモチベーションにつながった。

 

今度の治療は毎週火曜日の抗がん剤×6クール、薬はシスプラチン。

放射線、月曜日から金曜日30回、そのうち最後の5回は場所を集中させるらしい。

放射線治療の為、両側の臀部の側面にマーカーペンで印をつけられた。

「退院でお家に帰って消えるようなことがあったらすぐ来てください」

とのこと。

 退院前、テレビのフロアーにいるとウィッグや癌患者さんにかかわる品を取り扱ってる会社の販売員の方が、テレビの脇に置いてあるウィッグの広告用のパンフレットを整理していた。

どちらともなく会話が始まり

その時、これからの治療の心配よりも、どのぐらいで普通の生活に戻れるかそっちの方が心配で、会社に見捨てられないかそんな気持ちを言ったかもしれない。

「今は二人に一人が生涯癌になると言われてます、会社でも癌を理由にむやみに切り捨てることがあったら問題です。」

そんな話をされた。

後々、二人の会話の内容よりもその販売員さんといる私がウィッグを用意するかもしれないと思った看護師さんがさりげなく

「れんさんが受ける抗がん剤は脱毛は心配ないのでウィッグは用意しなくても大丈夫ですよ、買ったらもったいないから」

と言ってくれた。

病棟は婦人科の入院患者さんで卵巣癌の方が多かった。

私と同じ子宮頸がんの方はいなかったので初めて聞く情報だった。

楽天でニット帽を探していたところだった。