子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

患者会とブログの存在

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今さら改めて言うことでもないけど

患者会も、そろそろ卒業しようと思う。

去年は、月に1度の会も6、7回は参加しただろうか。

 

 

私がお世話になった患者会

女性特有のがん(婦人科がん、乳がん)体験者を応援するNPO法人グループで、内容は、お話することでの分かち合い、リンパ浮腫相談や美容のレクチャー(抗がん剤による脱毛でウィッグのアレンジや眉のかきかた等)もやっている。

 

 

 

 

 

 

先日、患者会からご案内が届いた。


 

コロナの影響でしばらくお休みしていたが、7月からオンラインで開催することになったとのこと。
これからのスケジュールと綺麗なピンクの便箋で、丁寧に手書きされたお手紙が同封されていた。
過去に参加された方、一枚一枚、何名の方に書かれたのだろうか。




本当に気持ちがうれしい。

 

 

入院していた時は幸いにも、同じ時期に癌治療をされた、何人かの方とお話して、気持ちを分かち合えた訳だけれど、問題は社会復帰したあとだ。

再発の心配を抱え、後遺症との向き合い方も含め、病気になる前と同じメンタルで毎日過ごせるようになるには、それなりの気持ちの置き方や時間も必要になってくる。

 

 

 

身体と心の情報交換と

つらい経験を通して、お話することでお互いに気持ちを吐き出し、わかち合う。

キレイゴトでもなぐさめでもない。

これは、本当に人との「繋がり」と言える。

 

 

時間を味方につけて、身体と心の折り合いをつけていくのも自然治癒力だろう。

今はあれほど、強かった孤独感もない。

退院してから、自宅療養と会社復帰とだんだんと普通の生活に戻っていった訳だが、しばらく過去に生きていた。

離婚したばかりの頃は、なんとも感じなかったさみしさ、つらさが、病になった弱さで、浮き上がってきた。
自宅療養していた時は、将来の不安やらなんやらでやることも無く、あるのは時間だけの中、取りとめのないことばかりを思い
過去を悔やみ、人を憎み、今にいなかった時もあった。

 

今は
自分らしさを取り戻した。

取り戻したというより、クリアになった。



依存心があったから、孤独感もそれだけ強かったんだ。
どこか他人に期待したり、自分自身の感情にコントロールされていた部分もあった。
それは自分自身の主観、妄想に過ぎない。


「生きてるだけで丸儲け」
これはガンサバイバーならではの特権と言える。
癌になってよかったとは思わないが、気づきもたくさん与えられた。
それから勉強も必要になったし、前よりはお利口さんになったつもりだ。




当たり前は当たり前ぢゃないんだなあ。
有難うは有ることが難しいと書く。
有難うの反対語は当たり前だ。





 

 

 

 

患者会卒業の陰には

このブログを書いて、気持ちの整理が出来てきたのもある。

ブログなんて、どこも同じだろうと検索して始めたはてなブログ

最初の頃は、

アメブロの方が、同じ婦人科癌サバイバーさんが集うから病気としての情報共有ができたかも。
つらい気持ちを分かちあえたかもって思ったり。

やっぱりアメブロにすればよかったかなって

思ったりした。

 

 

 

でも、はてなブログで、よかった。

承認欲求もあるかもしれないが、スターを頂いたりコメントを頂き、励ましになっている。

それから、いろんな方たちのブログ記事を読むのは楽しい。



こんな拙い
記事を読んでくれ、ブックマーク登録や
コメントを頂く皆様には、改めて、本当に感謝します。