子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

『なんで抗がん剤なんかやったの?』後編

子宮頸がんは子宮頸部からリンパに乗って、足の付け根や他のリンパ節に転移していく可能性がある。

これを防ぐためリンパ節を切除し、がんを取り除こうとする治療を「骨盤リンパ節郭清」という。

このリンパ郭清、術後に【リンパ浮腫】という厄介な後遺症が現れる場合がある。

それは、術後すぐになる人もいるし、10年経過してから症状が出る人もいて様々。

私の場合は、術後1年も経たないうちに、左太ももに2,5㎝ほどの浮腫みがでて、医療用弾性ストッキングを生涯、着用することになった。

 

リンパ管というのは、皮膚のすぐ下を通っているので、強い力でのマッサージは禁忌。

実際に、リンパ郭清された方が、そんな医療知識のないマッサージ店へ行きマッサージを受けたところ、2cmほど浮腫み、元に戻すのに1年かかったと、現在通院している治療院の先生から聞いたことがある。

強い力のマッサージで、リンパ管がつぶれリンパ液が滞って浮腫みが出たと思われる。

蚊などの虫刺されも、そこから雑菌が入り蜂窩織炎になり重篤な結果になることもあるらしい。

術後の私の足は、トリセツが必要になった。

弱めのマッサージでと

前回と同様に女店主にこれらを説明する。

・白い点部分はちいさな魚の目?
・赤印は押さえると痛気持ちいい箇所
ちなみにこの画像は戦闘態勢ながらも女店主に撮影を頼んだ。
ビーフォア、アフターで撮ったが、見た目変わりないないので割愛する。

足裏をぐしゃぐしゃと、もみほぐされ、軽石で削られた。

マッサージされながらそして戦闘態勢ながらも会話は進んでいった。

女店主の仕事仲間が肺がんに罹患したという。

やっぱり東洋医学派だから,

抗がん剤は受ける気持ちは無かったのだけれど、罹患した身体の状況やタイミング、それから良い主治医との出会いがそうさせたらしい、

以前とは考えが変わり、抗がん剤も受け入れられたというような話を聞いた。

いつの間にか

女店主は私の話に寄り添うように、頷いてくれるのに気づいた。

そのお仕事仲間の影響があるかわからんけど。

以前感じた主観で正論を振りかざすものは感じず、私の言葉に同意する返事が多く聞かれた。

自分の足裏がつるつるになって、ほぐされてくように、こちらの戦闘態勢も失せていた。

 

マッサージが終わって、お茶を出してくれたその頃は自然とはずんだ会話になっていた。

そうそう、料金は2100円也。

ボランティア価格なんだって。

有難う。またくるね。

 

 

 

 


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女店主が教えてくれた がん統合医療にとりくむ医師や専門家の講演。

 

 

 

タイトルに【がん治療に新たな選択肢を】とある。

がんに罹患されている方やサバイバーの方だけではなく、予備知識としても、ぜひたくさんの人たちに関心を持ってほしいです。