子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

幻想的な残暑の夜。

夏の灯り展へ。

370mほど道路に、市民の描いた手書きの350個の個性的なあんどんが並べられたなかを歩いていく。

この日のこの時間の浜通りは、歩行者天国

柔らかな灯のなかを、情緒もあじわいながら。

『夏の灯り展』



さすが港町、大漁旗で看板がわり。



 

 

 あんどん でか。

浜通りは、アットホームな雰囲気。

 

個性豊かなあんどんたち。
いくつかピックアップ。

上の魚(カツオ)の絵の横に書かれている一説。

(カッコ)はカツオの加工品。

『たたかれて(タタキ)

  けずられて(削り節)

    いぶされて(なまり節) それでも 味を出すあなたはエライ』

ここらはカツオと共に発展してきた港町ならではの、鰹愛がにじみ出てる作品。

 

浜通りの、なまり節が有名な老舗。

なまり節とは、生のカツオをさばき、茹でたり蒸して加熱処理行い、一度だけ燻製(焙煎)した加工品。(更にこの燻製の工程を何度も繰り返したものが鰹節。)

 

昔ながらの良き佇まい。
これがまた、行灯といい感じの雰囲気。

ここらは古い家屋が多い。

土間があり、玄関から奥に通路が細長い造りになってたりする。

魚河岸シャツも販売されていた。

昔はこの港町の水産業者の仕事着だったらしい魚河岸(うおがし)シャツ。

手ぬぐい生地で作られていて、涼しくて汗も吸うし乾きも早い。

最近では老若男女、普段着でスーパーで買い物してる姿もよく見られる。

今ではこの街のカルチャーのひとつになってる。

市役所の方々も着てるんじゃなかったっけ。

私も20年前は夏になるとよく着てたな。

赤い豆絞りのデザインが好き。

また、欲しくなった。

 

マルシェでは、手ぬぐいの出店もあった。


浜通りの行灯だけではなく、マルシェも開催されて、写真にはないけれど、カレーの出店やまぐろ丼なんかもあり、すごい人で混み合っていた。

始まって1時間くらいしか経っていないのに、売り切れのお店もあって大盛況。

 

離婚前、元お姑さんと2度ほど、一緒に歩いたことがあったけど、その頃はまだ始めたばかりで認知度が低くて、見に来る人もまばらだった。

けど、ホント、人の多さに驚いた。

ここらの人達は、郷土愛が強いのを感じる。

盛り上げよう精神が伝わってきた。

 

 

今年の夏はコレで〆。