子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

46歳、子宮頸がんに

2018年も終わるところ。

今年9月27日に治療も終わり、退院した。

これは回想録。

 

うちの会社は休まず一年を過ごすと、年初の会社の全体朝礼で皆勤賞として10万円を頂き、表彰される。

二年半前に離婚と共に職も変え、以来欠かさず、皆勤賞だった。風邪もひかない。

ただ、茶色のおりものは気になっていた。

そんなとき、夜中の頻尿に悩まされる、眠くてたまらないのに起きてトイレに行くのは2回や3回ぢゃない、今思えば大きく育った腫瘍(勝手にことわりもなく育った)が膀胱の神経にさわり悪さをしていたと思う。

膀胱炎かなあ?近所の婦人科に行った。

小堺一機みたいな先生が、エコーをかける。

ジェルを塗ったマウスのような器具を何回も何回も下腹部を這わせ、画面を見ながら首をかしげる。 

「普通の人はね、こんなに大きくないんだけどなあ…がん検診もやろうか?」

1週間後、結果、子宮頸がんの可能性あり。

紹介状書くんで総合病院で精密検査を、ゴールデンウィークをはさむので、とにかく早めに行って下さい。とのこと。

次の日、離婚前に住んでいた街の総合病院に急遽、予約を入れた。

3時間は待ち合いにいたと思う。

 

子宮頸がん確定。

動揺した。

「大丈夫ですか?一人で聞けますか?」

と若手の女医の主治医。

それから、どこまで癌が進んでいるか、転移はしているか、それによって治療も変わってくるとのこと。

転移、ステージによっては手術はできない、でも手術日だけはおさえておきます。とのこと。

次に外来に行った時は、女医の主治医ではなく、だいぶ先輩の先生も内診してくれた。

痛い!思わず声が出る。

内診台のカーテン越しにひょっこりはんみたいに顔が出た。

「ごめんね、これね、治療方針を決めるためだから、少しね、我慢して」

看護婦さんも「頑張って、深呼吸して」

出血がひどかった、終わって内診台から降りるときシートにべったりと血がついていた。