子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

元気と富士山

目が覚めたら、まだ手術室だった。

 終わったんだ。

 

「とった腫瘍、見ますか?」

って主治医の先生。

「はい」と返すと、ビニール袋に入っててホルマリン漬けにされた干し柿みたいなのを見せられた。

これが左の甲状腺に・・・。

勝手に断りもなくヒトの身体で大きくなって・・・。

これは、

子宮頸がんで子宮と卵巣を全摘した後のなんらかの後遺症だろうか?

一部がん細胞に食われていたとしても人工的に摘出してから、あるはずの生理もなくなったわけだし、更年期の症状は出ていなかったけれど、生理的機能が変わったその弊害かもしれない。

この甲状腺手術によって、自分の身体への課題が増えた。

 

 時計を見たら、16時45分。

予定では3時間くらいと聞いていたけれど、45分もオーバーしていた。

大きい腫瘍だったから時間もかかったんだろう。

 

術後は幸いにも、痛みもなく、重ダルイ感じもない。

ずっと微熱が続き、アイスを脇に抱えていた。

時々、熱が下がった兆候で汗をかいた。

食欲もある。

ただ、飲み込むにはためらいがあるけれど。

 声帯の裏側の神経を縫ったので、同じ1日でも声の出に強弱がある。

半年や1年はかかるかもしれないと先生は言っていた。

3日経過後の今日。

朝の回診で、首のところに入ったドレーン(管)がとれた。

「腫れがなければ、明日以降の退院が可能です」

って。

自分の中では、1週間の入院予定だったのでびっくり。

何はともあれ、無事にひと段落つこうとしている。

 

 

 

 

 富士山はパワースポットって言うけれど、日本人はなんで富士山が好きなんだろうか。

 

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ちょっと霞んでる富士山。

 

 

2年半前に 入院したのもこの市立病院だ。

新居から車で10分もかからない。

前回は4階で、病室からは病院の付属する建物が邪魔をして富士山まで見えなかった。

今回は6階。

自分の部屋からは見えないけれどお向かいの部屋からは、ばっちり、見える。

今年の富士山は雪が少ない。

職場の同僚、派遣社員のフィリピン人のおばちゃんジータは最近

「mt.fujiアイス、ナイ、ボンバージャナイ?」

訳:富士山、雪が少ないけれど、噴火の予兆じゃないのか?

って、心配してたけれど、私も地震の予兆?とかあるのかなんて思ったりした。

が、富士山に雪が少ないのは降雨量が関係してるらしい。

今週末、予報は雨。

来週には、あの定番の雄大な富士山が見えるといいなぁ。

あの海岸から。

 

 

 何時も有難うございます。

みなさまからもパワーをいただきました。