子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

腫瘍マーカー後編


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そのお店には2ヵ月ほどかな、ほとんど毎週、ランチ食べに行ってた。

その奥さんは

東洋医学派で、もう腹水が溜まった状態だったのに病院に行くのを拒み、とうとう倒れその時に医療従事者のお知り合いの方が、たまたま近くに居合わせていて救急車で運ばれた。進行がんで余命宣告を受け、ホスピスも考えたことがあったらしいが、その後、手術と抗がん剤ワンクールのみ受けてから数年。今は、本当にブログの記事どうり、おひとりでランチを切り盛りされて、元気そのもの。

お店で有機野菜の素材を生かしたおいしいランチを頂き、奥さんとお話をすると本当に落ち着くし、安心した。

腫瘍マーカーが上がって、びびっちゃった私、また奥さんと話したくて。

マーカーの値の話したら、それはあくまでも数字のデータだけだと言う。あと

「私達、癌になって良かったんだよ。ごはんがおいしく感じる。当たり前のことに感謝できる。」

そう言った。

確かに、退院してから1年。

普通の生活に戻れて、仕事復帰して半年以上経ち、仕事が前にも増して楽しく感じたり同僚の若い子達が、いとおしく感じるようになってた頃だった。

癌になって気づきとよかったこと。

■わがままだったなあ。

■健康が当たり前で、普通の生活が当たり前で、無いものを探してなげいたり、傲慢だったなあ。

■自分が思っただけの正義をふりかざしてたけど、本当は、正解も間違いもない。

■自己否定も強くて、全然、自分のこと、信用してなかったね。

■これからは、自分のこと、もっと守ってあげないとだから、余計なこと考えるのはやめにしよう。

■いい人をやめた。

いい人って思われたくて、他人にやたら余計な気を使ったりしてた。でも、結局、これってエゴだったんだよね。

依存っていうか。

■その依存心からか、無理してお付き合いしてた人間関係はもうやめにしよう。

■タバコもやめれた。

■食生活も変わった。

■色々と勉強好きになった。

■ガン友さんができたり、新しい出会いがあった。

 

 

「この世に偶然はない、すべて必然」って言う。

病気になったのも、色々と見直すため。

見直し。

身治し。

腫瘍マーカーが上がったのは、改めろよっていうお知らせだな。


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ガン友さんと、コスモス畑に行った。

金木犀も、もう終わってしまったけれど、この日は甘い香りと心地よい温度とお天気でよかった。

いつも行く公園の小高い山をひと登り。

富士山、雪がちらっと。

誘って頂き、ありがとうです。