薬とのつきあい方
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4月から、日本のドラマ史上初めてとなる病院薬剤師を主人公としたテレビドラマが放送されるそうだ。
原作は「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」
という漫画。
ドクターや看護師が主人公のドラマ等はあるけれど、薬剤師が主人公なのは初めて。
医療原案を作っている方が、私がお世話になっている総合病院の現役の薬剤師さんだそうで。
この内容が、夕刊の新聞の記事として掲載されていて、がん友さんがLINEをくださった。
どちらの薬剤師さんかは判らないが、お世話になっている病院に勤務している薬剤師さんというのは、なんか繋がりがあって嬉しくなる。
薬剤師さんと言えば
抗がん剤(点滴)を行う際の私を担当して頂いた薬剤師さんは、30歳前後の黒ぶち眼鏡のおっとりしたしゃべり方をする、やさしい女性だった。
抗がん剤の説明はもちろん、副作用の不安もしっかりと聞いてくれた。
何かあるたび、ベッドまで足を運んでくれ、症状を耳で聞いて、改善できる薬を処方してくれた。
症状の上でいくつか困ったのは、排尿障害もそうだが、放射線の副作用でのひどい下痢だった。
ある友人は、「副作用が下痢でよかったね」と、のたまわったが。
健康な時のそれとは、全く訳が違うのだ。
苦しくて、トイレのドアを手の拳でバンバン、殴ったこともある。
何か食べると、ほぼ直行になる。
その下痢の苦しみが恐くて、食べることをためらったかと言うと、そうでもない。
「食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べましょう」
なんて、いい響きだろう。
抗がん剤の副作用で、食欲不振になり、看護婦さんのこの名言が効いた。
食べたくないときは無理して食べなくてもいいし、食欲が回復すれば、友人にモスバーガーをリクエストしてよく食べた。
私は元来、食い意地が張っている。
お見舞いに来てくれる同僚やら友人に「痩せたね」って、可哀想な顔をされるのも傷つくので、やっぱり食べれる時には食べるように努めていた。
そういうワケで
整腸剤も、一段と強いものにしてもらった。
それで、少しは楽になったかもしれない。
少しは、だ。
それから、不眠だ。
入院患者の消灯は早い。
昼間はほとんど横になっていた。
病気ならではの不安もある。
これらのイコールで
睡眠導入剤を飲んでいた。
退院した後も、飲み続けていた。
ある人から「眠剤は向精神薬の入口だよ」と言われ、それから一切飲んでいない。
眠れなかったら、眠らなくてもいいや
そう思ったが先か、いつの間にか気にならなくなった。
そう言えば、「精神科医は患者を薬漬けにしている」って聞いたことがある。
精神科で日本ほど、たくさんの薬を処方する国は無いそうだ。
それから、精神科でなくても、複数の診療科にかかってる場合。
処方される薬の種類も増える。
症状を改善するために飲んでいるはずの薬も、量や種類が多すぎると副作用の危険が高まる。
代謝機能が衰える高齢者ではなおさらだ。
高齢者で今、こうした「多剤処方」が問題になっている。
飲み合わせが悪い場合もある。
多剤服用が原因で認知症のような症状を示す場合もあるという。
または「隠れ多剤服用」というもの。
健康食品やサプリメントを薬に追加して飲むことで、サプリメントによる「隠れ多剤服用」が起き、副作用の危険性が高まる可能性もある。
週刊誌が「薬とサプリ この組み合わせが危ない」といった特集を組み、健康食品との飲み合わせで「大変な目に遭うかもしれない」と警鐘を鳴らしている。
薬とのつきあいは
私たちも医者まかせにしないで自ら動き、正しい知識を得て、自己管理していくことが大切だ。
こういった件も含め、
薬剤師さんには医者からの指示どおり、右から左に処方するのではなく、薬局窓口で、お薬を受けとる患者さんに寄り添い、本当の意味で用量を守ることを総合的に判断、配慮のできる薬剤師さんであってほしいと願う。
癌治療が終わり退院して、約1年半。
今、現在、薬は全く飲んでいない。
私が受けた子宮、卵巣全摘手術は、腸閉塞のリスクがある。その為の漢方薬も、処方されていたが、抗がん剤の副作用で気持ち悪くて、飲みにくく主治医に断って飲むのを辞めた。食前に飲むべきものだったが、飲み忘れも気になるし特に、不味い薬だった(子供のワガママな理由ぽいが・・💧)
自宅療養から、身体ならしの半日間からの仕事復帰した頃、
骨盤内や膨大動脈リンパ郭清手術をしているため、足のリンパの流れが悪く、夜に激しい痛みがあった。
その痛みはロキソニンで、抑えていた。
現在は
左ももの方が2cm太く、リンパ浮腫の症状が出ているが、幸いなことに痛みやだるさは無い。
朝の「にんじん🥕りんご🍎ジュース」が自然のサプリメントになっている。
それから
今の私の薬は、「ついのすみか探し」と
いろんな間取りに合わせたインテリアを妄想すること。
それと家庭菜園に、にんじんの他に何の野菜を作ろうか、考えている。