子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

コロナウイルスによる個人的な影響▪迷い▪


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ついのすみかをさがしている。

住宅ローンを組むつもりだが、私は団体信用保険に加入できない。

癌を煩い、退院から5年経過していなければ告知義務がある。

団体信用保険不要のフラット35なら、住宅ローンは組めるとの事だが、実際はどうなんだろう?

それ以前に住宅ローン自体、通るのか。

自分自身、年齢と低年収が引っ掛かっていた。

 

 

とても気に入った物件がある。

予算は少しだけ上回ってしまうけど。

職場まで片道5kmほど。

築22年だけど、壁のクロスもフローリングも全てリフォームされている。

なんてたって、水回りが全部、新品!

家の佇まいがいい。

日当たりがいい。

環境もいい。

それから家庭菜園には、うってつけの庭が備わっている。

 

 

海まで歩いてスグ。

だから、この立派な家にしては価格が低く設定されている。

地震=津波を恐れる心理から中々売れず、最初の値段より更に百数十万値引きされていた。

海の近くに住むのを気にしなければ

中古住宅としてこれほど条件の良い物件はあまり出てこないだろう。

 

 

「どうでしょう?フラット35で仮審査だけでも通してみませんか?それで、買わなければいけないということでないので・・・」

不動産屋にそう言われ、

「そうですね、希望してもローンが通らなければ仕方ないですもんね」

という流れで、お願いしたところ、めでたく通った。

その知らせを聞いたのは1週間前だが、嬉しい反面「yes」と即答できず、1週間待ってもらった。

 

病気の件だが正直、再発のリスクはある。

だけど、それを想定して諦めるのも、どんなもんかと思う。

諦めて、何年か経ち、後悔する方が、よっぽど身体に障るのではないかと思う。

幸せに毎日を過ごすのがイチバン良い薬になるんぢゃないか。

なってもいない未来の不安を抱えたって仕方ない。

私の人生だ。

 

 

いやいや、しかし。

 

 

改めて

 

このコロナ騒動で

今は購入の時期ではないと判断した

現状で「yes」と言えない一抹の不安があった。

大病の経験が有るだけに、終息の見えないこれからに怖ささえ感じる。

 

 

会社帰りに不動産屋に立ち寄り、この旨を伝えた。

 

■新しく転居すれば、色々と物入りになり、買い物にも出かけたくなる

■大病の体験から、今の時期に動くのは慎重になる

■また、コロナが落ち着けば気が変わると思うが、今は万全の体制で「yes」と言えない

■本当に気に入った物件だが、もし売れてしまっても覚悟してる

こんな内容で、今回は、お断りした。

今回、こうして見送ったけれど、仮審査から、引き渡しまでの事務的な処理の流れ、火災保険のことも聞け、勉強になったことも伝えた。

対応してくれたこの女性も、シングルで50代半ばでマンション購入の経験がある。

本当に親身に話を聞いてくれた。

そりゃあ、営業というのも入ってるかもしれないが、人生経験通して

「50代でも家は持てますよ」

と、色々とお話してくださり、こちらの不動産屋と、ご縁があって良かったと感じる。

 

そんな会話を続けていると、奥の方から、この不動産屋の社長さんが顔を出す。

「いやー、ちょっと聞こえてたんですけどね、今回は、まあれんさんの意向だから仕方ないですけど・・・あれほど条件のいい物件がこれから出てくるかって言うと、クエスチョンだと思う」

このいぶし銀の社長さんが言うなら間違いはない。

それだけに(↓心の声)

やっぱり誰かのものになってしまったらいやだ!

もう、苦渋の決断!

誰かの手に渡りませんように!

コロナよ、落ち着いて!はやく終息して!

 

 

 

この社長さんも誠実に対応して頂き感謝している。

また来店して、改めてお世話になりたいと思っている。