生命保険について
今週のお題「もしもの備え」
台風のシーズン到来だ。
備えと言えば、拙ブログタイトルからすれば『生命保険』の件は外せないだろう。
癌告知されるちょうど1年前の誕生日だ。
だから45歳の誕生日。
離婚して、1年半たった頃か。
生命保険を、どうしようかと思い、専門の方に説明を受けた。
県民共済、掛金3千円で1本加入しているが、民間の大きいところで加入したほうが良いか、それと生命保険って専門的なことがよくわかってない。
離婚してこれから1人で生きてくわけだけれど、自分にあうのって?
老後が気になる。
病気になったら?
一口に生命保険って言っても、何を選べばいいんだろう?
ちょうど、保険のビッフェ(現在はマネードクター)対面で相談するだけで、商品券5千円プレゼントというキャンペーンを宣伝していた。
これに乗らない手はない。
すぐに予約の電話を入れて、近所のガストで担当してくれる方と落ち合った。
主に以下の2点をファイナンシャルプランナーの担当の方に伝えた。
・離婚してまもなくで、老後資金も心配ということ。
・祖父母が脳梗塞が原因で長い間寝たきりで亡くなっているということ。(自分自身もそれを想定した場合を伺いたい)
担当してくれたのは、俳優の香川照之さんを気弱にさせたような雰囲気の方で、腰が低くやさしい語り口で、誠実に対応してくれた。
その頃、老後資金を心配していた私は、確定拠出年金(イデコ)の加入も考えていた所で、投資信託の質問もした。
元証券マンだったという経歴から、解答も頼もしく感じた。
あらかじめ、節税やらイデコ等調べてる延長で頭に入っていたのでこのことかって思った。
わたし用にいくつか候補をあげてくれた生命保険も、決してゴリ押しすることもなくて、むしろ、もっとすすめてくれればいいのに(優柔不断な私を説得してもいいのに・・・)って思えるくらいだった。
にも、かかわらず
結局、こちら紹介して頂いた大手の生命保険には加入しなかった。
「生命保険に加入するより、それを貯金にまわそう」
そういう結論に至り今まで通り、県民共済1本で改めて加入しなかった。
それから
実際に癌治療経験をしたわけだ。
入院もお金にスゴく困ったってことは無かった。
社会保障制度で
入院費は高額療養費で賄えたし。
入院中と自宅療養中は、傷病手当てもあったし。
癌治療と3ヶ月近くの入院で
県民共済での支払いは70万あった。
実際に、気弱な香川照之さんに紹介された生命保険に加入していたとしても、保険金は支払われたかは分からない。
加入後から1年足らずで癌告知となると保障期間の支払い対象から外されたかもしれない。
その結果もしかしたら、気弱な香川照之さんと揉めていたかもしれない。
この先、将来はどうだろうと考える。
ついのすみかとなる中古住宅を購入する。
団体信用保険には入れないから無しのフラット35で住宅ローンを組む。
そうして、万が一の時があった時。
貯蓄もなく心許ない。
県民共済1本では、物足りない気がする。
もしもの時。
なっていない未来を心配しても仕方ないが
私はシングルだ。
ちゃんと、足元固めときたい。
今、現在
癌を患ったばかりに入れる保険が限られた。
5年寛解後(癌は完治とは言わない)にやっといくつか「緩和型」と云われる生命保険がある。
でも、オプションが限られる。
ここで溜め息が出る。
「生命保険も今はパソコンと同じです、グレードアップしていきます、だからそれほどがっかりすることもありませんよ」
改めて、伺った先の保険の窓口、担当者(今回は気弱な香川照之さんではない)がそう答えてくれた。
この担当者の方が、将来の得体のしれない不安から迷える子羊の私に、親切な言葉をかけてくれたように、近い将来、『現在の自分』にあった好都合な保証内容の生命保険が登場するかもしれないが、その時それに加入するかはわからない。
備えあれば憂いなしとは言うものの、極論かもしれないが、なってもいない将来を不安がっても仕方ない。
少ない年収を1%にも満たない低金利の銀行に全部預けるよりも、確定拠出年金(イデコ)や2018年からスタートしたつみたてNISAを行ったのは理にかなった。
ふるさと納税等で節税をしたり日頃の節約にも心がけたいものだ。
そうは言っても、とうとう今乗ってる車が10万キロになろうとしている。
買い替えの時期だ。
車検は来年の2月。
中古で程度のいいのをさがそうと思ったが、どちらにしてもローンを組むとなると、いざ住宅ローンを組むときに、借りられる金額にひびくかもしれない。
そこで、カーリースが浮かんだ。
車検やオイル交換、メンテナンス込みだ。
月々の支払いでトータルにすれば若干のオーバーはあるだろう。
シングルの私、車のことは全く分からないので、安心料と思えばいいかな。
本当に理解できて納得できれば、車のことはすべておまかせの「もしもの備え」になるな。
話を聞きに行ってみよう。