生命力と赤色
(やっぱ、赤だな)
だいぶ前になるけど、時々行くスタバで、おふたりのお洒落なおばあちゃんを見かけた。
おひとりは、真っ赤なカーディガンに茶色のコットンのオーバーオール、もうおひとりは、アジアンチックなタイダイ柄のワンピースに、真っ赤なスヌードを巻いていた。
おふたり共々、頭は真っ白。
余計に、身に付けてる赤が映え、愛嬌があって清らかな雰囲気があった。
私より先に、店から出ていたおふたり、駐車場の車の前で、まだお喋りしていた。
それぞれの車で、待ち合わせて来たんだろう。
どちらの方の車か、それも真っ赤な軽自動車だった。
赤は、若く見せる効力がある。
おふたりのおばあちゃんを見て、私もマネして、赤を身につけていこうと思った。
赤というと、色々なイメージが浮かぶが、ほとんど生命力を感じたり、生きていくのに必要なエネルギーが多い。
「お日様」だったり「火」。
「血」。
「赤ちゃん」は
新生児の皮膚の色が赤く見えることからの語源だ。
還暦祝いの「赤いちゃんちゃんこ」。
赤には魔除けの意味がある。
そのため、昔は産着に赤色が使われていた。
また、ちゃんちゃんことは、子どもの袖なしの羽織のこと。
還暦には「生まれ直し」という意味がある。
この「赤ちゃんに戻る」ことから、赤色のちゃんちゃんこを贈るという慣習が生まれたようだ。
癌になったのは、生きなおしの意味もあると思う。
今までの思い癖がストレスを産み、細胞が癌化したってのもある。
だから、その思い癖を修正する意味で「生きなおし」なのだ。
人生の、
見直しと身治し。
私は、実年齢では還暦はまだ早いけど、そういう意味で生きなおしなら「赤いちゃんちゃんこ」も、間違いぢゃない。
◆◇◆◇◆◇
「れん見てると生命力、感じる」
会社帰りに寄った友人の家で言われた言葉。
生命力。
いい言葉だ。
入院してた時、毎週末、お見舞いに来てくれた友人。
手術後、切腹したお腹を右手でかばい猫背で歩く姿の私も見てるし、放射線治療の副作用の下痢がつらい時も知ってる。
退院して、自宅療養後、会社復帰した私を見て、かけてくれた言葉だ。
これから、季節は新緑の季節に移ってくけど、この若芽のグリーンも「生命力」を感じる。
でも、やっぱり私はカラーで言えば赤が「生命力」を感じるな。
エネルギーを感じる。
おふたりの元気なおばあちゃんを見て、私も嬉しくなって
私もこれから、赤を意識しよう。
とゆーことで
選んだ2020年度スケジュール帳。
去年から、スケジュール帳を持つようになった。
年度始まり。
病院の日はもちろん。
身体の変化や気づきを書いたりする。
あっ、そうだ、物忘れも防げるな。
ブログもそうだが、何かを書き込むという作業は、思いを整理したり、過去の記録にもなる。
目標を持って、それを達成するためには何をしなきゃとか、計画性も持てるし、意識向上にもつながる。
そうして、1日1日を過ごしてく。
当たり前にくる毎日ってのは
本当は、しあわせなことだ。
しあわせな予定でたくさん埋まりますように。