日の丸1点。
男性陣のなかでただ一人の女性のことを紅一点というけれど
この場合は『日の丸1点』ってことにしよう。
フィリピン人同士のバースデーパーティーに誘われた。
家の近所のアパートの一室、
そこでは10数人集まり、各々カラオケしたり、談笑していた。
カラオケはkiroroの『未来へ』、松田聖子の『会いたい』があちらでも人気みたい。
まわりは、まったくわからないタガログ語が飛び交ってて
その空気感、職場の同僚だからその延長線上みたいなもんで、まぁ特に違和感もないが、パーティーに誘われたのは今回が初めて。
この日は5月の誕生日3人のお祝いだって。
私の誕生日の時も昼食時の会社の食堂で、バースデーケーキにろうそくを立てて祝ってくれたんだけど、そのケーキを用意してくれたイメルダもそのひとり。
今回は私も、ケーキ持参で参加させてもらった。
宴途中、ケーキにろうそくを立てて
主役の3人が前に立ち、感謝の挨拶をした。
なんちゃらかんちゃら言ってたけど、その中でも『アメージング』って単語だけ聞き取れた。
壁に飾られてる写真は、ここに住むフィリンピン人家族の写真。
家族を大事にするフィリンピン人。
とにかく部屋のいたるところに家族写真が飾られていた。
住人は小さな子供2人をフィリピンに残し、夫婦と父親の3人で暮らしている。
そうそう、フィリピンには挨拶の習慣として、子供や若い人が右手で年配の人の手を取り、その手の甲を自分の額にあてる習慣がある。
年上の方に対する敬意を示す習慣らしい。
日本語教室でこれを教えてくれた、若手の青年が遅れてやって来て、私にこの挨拶をしてくれた。
みんなやさしくて良くもてなしてくれた。
明るくてフレンドリーな国民性。
フィリピン人同士の温かいコミュニュティを感じ、とてもいい時間が過ごせた。